【胸像(屋外から屋内への移設)】 | ||
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「銅像の修復前状況」 |
「ご依頼主との打ち合わせ」 |
「銅像の修復手順」 残っている着色や、ムラに発生した自然の緑青(青さび)を一旦落とします。 着けた色が落ちにくいようにする下処理を施した後に、基本となる色を全面に着色します。 乾燥後に布やタワシで擦って余分な塗料を落としながら、基本色を本体に固着させます。 ここまでの下処理を丁寧に行う事によって、本来の形を崩す事無く、薄くて強い着色をする事が出来ます。 その上に、周囲の雰囲気や像の形状に合わせて、異なる微妙な色を何色も薄く重ねていきます。 自然な緑青よりも強くて美しい、「経年変化による美しい青銅色」を着色によって作り出しました。 |
「修復のポイント!」 新社屋のロビーという事で、壁も床も天井もピカピカです。 万が一にも色の飛び散りが無いように、万全の状態で養生を行いました。 平日はお客様が多数利用されるロビーですので、会社の休日に作業を行いました。 空調の効いたロビーですので、細かいホコリは舞っています。 今後は館内清掃の業者さんに胸像を拭いて頂いても問題が無いように、お手入れが簡単に出来る着色をしました。 また、「日頃のお手入れ方法」も文書にまとまて、ご担当者にお渡ししてあります。 今回のご担当者様はとても熱心な方で、当社の過去の修復作品を見るために、他県まで足を運んで何体もの銅像をご覧になったそうです。 |
お問い合わせ |
有限会社 セキセイ堂 外崎(とのさき) |
〒184-0003 東京都小金井市緑町3-12-38-307 |
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